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2014/09/17 13:00

老者はこれを安んじ・・・

「老者はこれを安んじ、
朋友はこれを信じ、
少者はこれを懐けん。」

年寄りからは安心され、
友達からは信頼され、
若者からは慕われるようになりたいものだ。

『論語』公治長第五にある文句です。

中学校の頃に学んだ漢文の授業から20年も過ぎて、
38歳から再び『論語』を学び始めました。

『論語』には自分が好んでいる沢山の章句がありますが、
上記の章句もそのうちの一つです。

現在43歳、壮年期も半ばを過ぎて、
早くも人生は後半戦で、奮闘中の毎日です。

人生で目指す姿は、
この『論語』の章句のようでありたいものです。
ジャンル:中山のひとりごと。

2014/09/11 08:00

中(ちゅう)する徳

中(ちゅう)というのは、人の世の道徳でいえば、
いわゆる中庸(ちゅうよう)です。

中庸というのは、過ぎることもなく、足りないこともなく、
ちょうど適度なことをさして中庸といいますが、
これは往々にして誤解されやすい言葉です。

適度ということは、たとえば感情についていえば、
喜怒哀楽などの感情をおさえて、
大喜びもせず、憤激の怒りもせず、
深く哀しみもせず、飛び上がるように喜びもせず、
たとえば灰色のような気分、雲空のような気分のことというように、
とても誤解されやすいのですが、決してそうではないのです。

もし、大いに喜ぶべき時があれば、大いに喜ぶのが中(ちゅう)です。
もし大いに怒るべき時があれば、大いに怒るのが中です。
哀しみも楽しみも、皆同じわけです。

むやみに感情をおさえて、なすべきことを控え目にすることを、
中(ちゅう)というのではないのです。

中(ちゅう)とは、「あたる」とも読みます。
放たれた矢が見事に的(まと)に当たることを“的中”といいます。
食べ物の毒にあたることを“中毒”といいます。
恋に燃える男女が、この世で遂げられぬ恋をあの世で添い遂げるため、
無理に一緒に命を落とすことを“心中”と申します。

『易経』では、中(ちゅう)とは、活発に活動し、変化して、
一刻も停止していない状態をさしています。

今日ではこうすることが中であっても、
明日はそれでは中にならないのです。

時々刻々変化して止まない時世を捉え、
その時々に“ピタリ”とあたるのが中(ちゅう)の徳です。

この中の徳を身に修めれば、
何事に対しても“的外れ”ということなく、
生きていくことができるのでしょう。
ジャンル:中山のひとりごと。

2014/09/03 08:00

ゆとりある老後の資金は1億1,856万円

誰しも、生きている限りは、人様に迷惑をかけずに、
出来ればゆとりのある生活で人生を生きたいと願います。

それぞれの人の価値観は慮ることはできませんが、
大抵の人は同じように感じていることでしょう。

そのために絶対的に必要なものは「お金」です。

どうやら、若い世代にも「老後心配性」は多いようです。
しかしながら、実態がわからないものに不安になるのはナンセンスです。
その正体を見据えながら今できることを考えてみたいと思います。

まず、定年後の生活にいくら必要なのか?
という質問にひと言で答えるなら、
「1億円」である。

大卒社員の生涯賃金の3分の1〜2分の1に相当するお金を、
老後のために確保することなんてできるのでしょうか?

では、老後の生活には毎月いくらかかるか?という話から始めましょう。

2010年度の総務省・家計調査報告によると、
夫65歳以上、妻60歳以上の高齢無職世帯の夫婦の
1カ月の平均支出が26万4,948円。

対する収入は22万3,757円。
毎月4万1,191円の赤字です。

ここで注目すべきは、年金面では恵まれているリタイヤメント世代でも、
公的年金だけでは生活ができない、というところにあります。

しかも、収支が赤字になる状況は現役世代がリタイヤする頃になっても
解消されないどころか、もっと厳しい状態になることはほぼ確実です。

この生活で夫婦ともに90歳まで生きると仮定して、
60歳以降、年金以外に必要なお金は約3,000万円です。
ところがこの平均的な支出では、旅行やレジャー、
趣味を楽しむゆとりのある生活はできない、と多くの人は考えています。

2010年度の「生活保障に関する調査」(生命保険文化センター)によれば、
夫婦で老後にゆとりある生活を送るには36万6,000円の収入が欲しいとのこと。
その場合、30年間で必要な額は約6,700万円にも膨れ上がります。

とはいえ、リタイヤ直後の65歳と、
20年後の85歳では生活の仕方も変わるはずだから、
生涯にわたって毎月36万6,000円使うというわけではない。


60歳まで生きた男性の平均寿命は82.84歳、
女性は88.37歳まで生きるという統計(2010年簡易生命表)があります。

余裕を持たせて夫87、妻92歳まで生きると仮定し、
最低限の生活のためには月24万円、
ややゆとりある生活のためには月30万円かかるとすると、
最低限生活では1億776万円
ゆとり生活では1億1,856万円確保しなければならない。

しかし年金が7,274万円支給されるので
「不足分は最低限生活で3,502万円、
ゆとり生活で4,582万円になります」。

退職金が平均1,800万円から 2,000万円といわれているから、
持ち家であれば最低1,700万円で売却できれば老後の生活はなんとかなる。

が、ここで安心してはいけない。

現役世代にのしかかる大問題がリタイヤ後の「無年金期間」です。

再雇用で65歳まで働けたとしても、
その後68〜70歳まで年金が受け取れなくなる可能性が高まっているし、
65歳まで働けるかどうかすら定かではない。

年金の支給開始年齢が65歳から70歳まで引き上げられた場合、
損失は1,380万円になる。

老後の生活費の目安は「現役時代の7割」と見積もり、
無年金期間の年数は定年後に働く期間や年金支給開始年齢を勘案して
適宜調整して計算する。
退職金などを差し引けば、貯蓄で準備するべき額を割り出せる。

これらの心とお金の準備が出来れば、
老後は安泰だといえるでしょう。
ジャンル:中山のひとりごと。
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